09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

tribaldream

Author:tribaldream

最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

黒沢清監督

2012.06.09 21:38|映画
最近は黒沢清さんの映画をよく観ています。

黒沢さんの映画はホラー(『回路』、『叫』)や、
犯罪もの(『CURE』)が多いのですが、
かなり普通とは違うストーリー展開や、撮り方が非常に独特です。

fc54e0986147ae87bee1b46188083abe.jpg

最小の描写で最大の効果を与える、常に引き算で抑え気味な演出は、
一見地味なようで観る者に緊張感をあたえます。

『冷たい熱帯魚』や『恋の罪』の園子温とは真逆にあると思います。


その黒沢監督に決定的な影響を与えた、
リチャード・フライシャーの『絞殺魔』という作品は傑作でした。

img_589395_13790131_8.jpg

この映画も殺人シーンや犯人の描写は淡々を進んでいき、
ショックシーンなど皆無なのですが、
オリジナリティあふれる緊迫した映画となってます。

『ゾディアック』や『セブン』のような、
何でも見せる強烈な映画には背を向け、
犯人の足音だけで恐怖を演出するその姿勢は、見事だと思いました。

ホラーとか、ミステリーが苦手な私も、
最近の暑さのせいでしょうか、観たくなってしまうもんです。

北野武監督

2012.05.29 20:28|映画
男の人は好きやなぁ~と、
暴力シーンが苦手な私は敬遠していた、北野武監督の作品。

昔に観た『キッズリターン』や、『HANA-BI』を見返してみて、
この歳になって、良さが分かりました。

「観ると泣きそうになる」と、主人が言う『キッズリターン』。

cap031.jpg

まだ新人だった安藤正信と金子賢の演技と、
久石譲の音楽がハマりまくりなので、
私も、何だか、泣きそうになりました。


『HANA-BI』は、生と死というテーマ性を強調している映画です。

hanabi3.jpg

妻や同僚の生と死、そして妻との逃亡を敢行する、
一人の孤独な刑事の人生模様を描いています。

「HANA-BI」というタイトルにも、単に花火ではなく、
HANA=花(生)を、BI=火あるいは銃(死)が意味されています。


どちらも暴力シーンはありますが、
不思議と、優しさが見え隠れします。

だからファンがつきないのかもしれません。


ただ、やっぱり、もう少し暴力シーンを減らして欲しいな…
と、私は思ってしまうのでした。。

東京公園

2012.05.21 20:33|映画
青山真治監督の『東京公園』観ました。
T0010124p.jpg


カメラマンを目指す青年と、三人の女性達。
ゆっくり淡々とした映画でしたが、ぽっと温かくなれました。

公園の撮り方がキレイで、私も京都の色んな公園を巡りたくなりました。
最後のIKEAのシーンが、ほんと日常の一場面のようで良かったです。

しかし女優さんの顔の小ささにはビックリ!
監督自身の奥様も、とよた真帆というから頷けます、うん。

三浦春馬は、あまり好きじゃなかったのですが、
この映画を観て、自然体の演技に好感を持ちました。

あ、宇梶剛士のゲイ姿も必見です…

中川信夫監督

2012.05.07 20:19|映画
最近は、中川信夫の怪談映画をよく観ています。

はじめは単なるゲテモノ映画かと思ってましたが、
素晴らしい美術、技工的な撮影に圧倒されてしまいました。

『亡霊怪猫屋敷』
『生きてゐる小平次』
『東海道四谷怪談』

どれも良いですが、一番のお薦めは『地獄』です。
zigoku.jpg


ゲーテの『ファウスト』と、ダンテの『神曲』を仏教テイストに脚色したストーリで、
人間の運命が螺旋階段のごとく堕ちていく様は、どこかフリッツ・ラング的。

美術の黒澤治安の仕事は、第一級で何度も観ても痺れます。

私は酔うと怖い話をしたがるのですが、
やっぱり観て想像する方が、聴いて想像するより怖いと思います。

夏に向けて稲川淳二並みに、話を仕込まなきゃ。

ボリス・バルネット

2012.04.19 21:26|映画
ついに観てきましたボリス・バルネット!

バルネットは、30年代から50年代まで活躍したロシアの監督ですが、
ロシアという暗く重いイメージから遠くかけ離れた、
瑞々しい喜劇映画で驚きました。

今回観た『青い青い海』という作品は35年制作です。
青い青~1

どことなくルノワールの『ピクニック』(36年)に通ずる、
美しさと激しさを感じる素晴らしい映画で感動しました。


一人の女を二人の男達が取り合うというストーリーでしたが、
この人物設定の着想を30年後に再構築した映画が、
ジャン=リュック・ゴダールの『はなればなれに』です。
bandapart.jpg

バルネットの映画とは似ても似つかぬものになってますが、
両者を繋げるものは、
文学でも演劇にもできない映画特有の時代を超えた表現力です。

二人の男の人に取り合いされる女の人の気持ち。
一体どんなもんなんでしょう。

羨ましい限りです(笑)

ジャン・ルノワール

2012.04.13 21:33|映画
今、ジャン・ルノワールの自伝を読んでいます。

ロメールによるルノワールのインタビューも良かったですが、
この本は人生の節目ごとに読み返したい言葉にあふれています。

その中から一つ抜粋。

「いったい映画は芸術ですかね?」と訊かれれば、
「そんなこと貴方となんの関係がありますかね?」が私の答えだ。
映画を作ろうが庭いじりをやろうが、ヴェルレーヌの詩やドラクロワの
絵と同等に芸術であるわけだ。できた映画や花壇が立派なら、映画つくりや庭いじりの法に叶っていたわけで、作り手の貴方は芸術家ということになる。美事なクリームパイをつくる菓子職人も芸術家なら、耕運機なぞいまだ知らないお百姓の畝造りも、芸術品の製作に異らない。別に芸術家という職業があるわけではない。全ては自分の職業をどういう風にやるか、そのやり方にかかっている。職業のみならず、あらゆる人間の営を行う、そのやり方の問題でもある。芸術というのもについての私の定義をお目にかけよう。芸術とは「なす」とこに他ならない。「詩法」とは詩を作るやり方であり、「愛の技法」とは、いかに愛するかというやり方なのだ。

1402394244_193.jpg

さすが、お父さんの血を引いてます。

園子温監督

2012.02.16 21:27|映画

それぞれの時代でアクチュアルに活動していた監督といえば、
増村保造や若松孝二、あるいは大島渚といった人達がいましたが、
現在、その役割を担っているのは園子温です。

特に傑作『愛のむきだし』以来、
次回作が待ち遠しい貴重な作家だと思います。
ainomukidashi_convert_20120216212235.jpg


この映画の主演3人の演技も圧巻!
助演の方々も、普段もこういう人なのかと思ってしまうほど…
237分という長さも感じないほどでした。


去年公開され、かなりの話題を生んだ『冷たい熱帯魚』。
やっと観ましたが、素晴らしい出来でした。
b0164778_18123531_convert_20120216212304.jpg


独特な安っぽさや激しい暴力描写は、
三池 崇史が『ビジターQ』で十年前にやってしまっているのですが、
どこまでもアングラ臭さのする『ビジターQ』と違い、
見事な大娯楽作に仕上がっており感服しました。

映画のラストで絶命する吹越満が吐き出すセリフ
「人生は痛いんだよ・・・!」
は感動的でした。

そして、やっぱり吹越満が大好きです。

スティーヴン・スピルバーグ監督

2012.01.24 16:54|映画
誰でも知ってる、この監督。

小さい頃は親と一緒にハラハラドキドキ、
『インディ・ジョーンズ』を見て、

物心がつくと『E.T.』にはまって、
お小遣いをつぎこんだものです…


親に守られた世界から社会に出て、
『プライベート・ライアン』や『シンドラーのリスト』を見て、
感動し、色々考えさせられました。


この監督が、テレビ映画用に初めて撮った『激突』は、
なんと27歳のときのもの。
images_20120124163754.jpg


運転中に追い抜いたトレーラーから執拗に追跡される話ですが、
見えない恐怖というものを感じ、面白かったです!


この監督はラブロマンスとかは、不得意のように感じます。
『ミュンヘン』や『マイノリティー・リポート』のような、
サスペンスやSFが断然面白い!

まだまだ現役の監督。
これからの映画も楽しみです。

クリント・イーストウッド監督

2012.01.21 13:53|映画
今年に入ってからも、映画は週3本は観てます。
その中で、よく観ているのが、
クリント・イーストウッド監督作品。

「硫黄島からの手紙」「ミリオンダラーベイビー」…
など、数多くの名作を撮られています。

次々と作品を撮っていて、自身も出演もこなし、
政治や音楽にもか関わり…すごい方だと思います。


一番初めに撮った映画「恐怖のメロディ」。
まだストーカーという言葉もない1971年に、
この女性の執着心は怖かったでしょう…
images_20120121134922.jpg











監督自身の実体験を元に、というから面白い。
ドン・シーゲル監督に、色々助言も受けたそうです。


ヒューマン系の映画、そして重いテーマが多い監督。
もう81歳!というから驚きです。

今月末公開の、「j・エドガー」も気になります。
おうちもいいけど、久々に映画館で映画も見にいこっかな☆彡

フリッツ・ラング

2011.12.25 20:22|映画
fritz-langs-m-killer-shadow1.jpg




















主人の薦めでフリッツ・ラングの『M』を観ました。
製作は1931年!

私が今まで観た古い映画は、十代の高峰秀子が初々しい、
『秀子の車掌さん』(成瀬巳喜男)でしたが、それより十年前の作品です。
古典映画なので古めかしい話かなと思ってましたが、かなりの傑作。

''M''とはマクドナルドのMではなく、Murder(殺人者)の頭文字で、
連続少女殺人を警察と民衆が追い詰めていくストーリーです。

登場人物全員が何かしらの欠点を抱えていて、
善人も悪人もはっきりしないラングの意図には引込まれました。

特に退廃的な町の雰囲気、民衆達の切迫感が凄いです。

1931年のドイツというと、第一次世界大戦の記憶もまだ新しく、
世界恐慌の影響で失業者が生まれ、
犯罪も増え不安が町をおおっていたといわれます。
1933年に誕生する暴力的極右政権ナチス党誕生の前夜でもあるのです。

そういった時代的な雰囲気を非常によくとらえている、
ドキュメンタリー的な映画でもあると感じました。


フリッツ・ラングはオーストリア出身のドイツ映画の映画人で、
『メトロポリス』といった超大作芸術映画を得意としていた大監督です。

しかし先述した1933年のナチス台頭によって、
ナチスを鼓舞するような映画を撮るよう要求され、
それを頑なに拒みアメリカに逃亡します。

アメリカでは低予算の犯罪映画を撮ってましたが、そのどれもが面白い!
特に良いのが
『スカーレットストリート』 
『ブルーガーディニア』 
『死刑執行人もまた死す』 
『復讐は俺に任せろ』の四本。

アメリカ時代のラング作品は良い意味で軽くて見易いものが多いです。
まだ見てない作品も、どんどん見ていきたいと思います!

続きを読む >>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。